オーストラリアの環境問題

オーストラリア大陸の4割は、人が住むことができない地域です。
それは、土壌の栄養分が貧困で、塩害が起こりやすく、降水量が少ないという、過酷な自然の環境問題と深い関わりがあります。

元々、自然の環境問題を抱えていたことに、地球温暖化現象も重なって、色々な面で、オーストラリアの環境問題が深刻化しているようです。
降水量がますます減り、農業や畜産などに、多大な悪影響が及ぼされています。
日本でも、オーストラリア産の小麦の輸入が減少し、パン屋さんやケーキ屋さんが大打撃を受けたと聞きました。

また、オーストラリアには、昆虫が10万種、花が咲く植物が2万種、脊椎動物が2千種も存在すると言われています。
人間にとって有益な動物もいますし、植物には医学に有用な物質を含むものもあります。
ですから、環境問題に真剣に取り組み、多種多様な生態系を守ることは、オーストラリアにとって重要なテーマのひとつなのです。

オーストラリア大陸の長い歴史の中には、害となる植物が、海外から持ち込まれ、環境問題の発端となったことが何度かありました。
ゴムの木やブラックベリー、ミモザなどが、オーストラリアの自然環境に損害を与えたと言われています。
そして、最も大きな環境問題を引き起こしたのが、国外から持ち込まれた野ウサギです。
1800年代の半ばに、ヨーロッパから持ち込まれた24羽の野ウサギは、最も繁殖した時期には、8億羽以上にもなったと伝えられています。
その結果、野ウサギは、オーストラリア大陸の生態系に損害を与える、大きな環境問題となりました。

このような過去の経験から、入国者には、オーストラリアの生態系を破壊しないための環境問題の対策が講じられています。
空港などでのオーストラリアへの入国審査では、食べ物や植物、動物製品などの持ち込みは、とても厳しく制限されています。
靴に土が付着している場合も、申告しなければなりません。
オーストラリアで人気のTV番組「ボーダー・セキュリティ」では、空港での入国審査の様子を密着取材して放映しています。
禁止されているものを、隠れて持ち込もうとして、高額な罰金を請求されていた人もいました。
旅行者の方は、持ち込み禁止品にくれぐれも注意してくださいね。


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