リーマンショックを発端とする昨年の世界的な金融危機の影響を回避できず、一時は、オーストラリア経済にも暗雲が立ち込めていました。
2008年10月〜12月期には、国内総生産(実質GDP)が前期からマイナス0.7%となり、オーストラリア経済の回復には時間がかかると予想する人もいました。
しかし、2009年に入ってからのオーストラリア経済は、政府の大型景気対策や中国の資源需要に支えられて、プラス成長を保っています。
国際通貨基金(IMF)は、主要経済国の中で唯一、オーストラリア経済のプラス成長を予測しているそうです。
現在は、失業者の数は予想を下回り、オーストラリア経済の信頼は回復されているというのが大方の見方です。
オーストラリア準備銀行のスティーブンス総裁によれば、オーストラリア経済の深刻な事態は過ぎ去ったとされています。
そのため、金融政策で下がり続けていた政策金利は、10月6日の金融政策決定会合で、0.25%引き上げられることが決定されました。
過去50年間で最低と言われた政策金利は、3%から3.25%に引き上げられました。
政策金利の利上げは、主要20カ国・地域(G20)では、世界金融危機以来初の経済政策です。
オーストラリアの4大銀行(ANZ、NAB、ウエストパック、コモンウェルス)では、政策金利の利上げに伴って、住宅ローンの金利を0.25%引き上げました。
この結果、4大銀行の住宅ローンの金利は、各行とも6%前後となりました。
住宅ローンの金利が下がって、不動産の買い時と言われていましたが、そういった意味では、不動産購入予定者には、少し厳しくなってきたとも言えます。
ところで、オーストラリアの経済は、日本からの旅行者の方に、どのような影響を及ぼすのでしょうか。
最も影響があるのは、オーストラリアドルと円との関係ですよね。
1年ほど前は、1ドル=60円くらいのところまで下がっていましたが、あっという間に85円くらいまで復活してきました。
この調子で行くと、1ドルが100円近くに戻るのも、そんなに遠くないかもしれません(あくまでも、個人的な見解です)。
とすると、円から豪ドルへの両替がお得に感じられる今が、オーストラリア旅行のチャンスですね!